21 August 2015

トナカイ ( poro )


Rovaniemi から更に北に行ったところに、Luosto という所があります。 ここはもう正真正銘のラップランドです。 
ホテルを出発してハイキングを始めたところで、初めてトナカイ(フィンランド語 Poro)を見ました。 


野生のトナカイは少ないそうで、自由に行動していても、持ち主がいるものがほとんどだそうです。 よく見ると耳に何かタグのようなものがついていたり、印がついているものが多かったです。


トナカイは日本やイギリスの鹿と比べて全体が少しずんぐりしています。 この写真は夏の写真なので、角のところがまで少し柔らかい感じがします。 

2枚目の写真は夕方ホテルの近所を散歩していた時に、見かけたトナカイです。 こちらは5、6匹群れで休んでいました。 こちらが静かに近づいていくと、ある一定の距離までは近づかせてくれましたが、そこをこちらが超えると静かに立ち上がって、さりげなくこちらとの距離を保っていました。 面白いですね。 

トナカイというと、クリスマスにサンタクロースの橇を曳いて空を飛んでいくイメージがありますが、実は、この空飛ぶトナカイのイメージのオリジナルはずっと古く、Piers Vitebsky の"Reindeer People" (2005 Harper Perennial ISBN-13 978-0-00-713363-5) によると、西モンゴルとその先の西アルタイ山脈から、中国北東地方の境あたりまで、立っているおよそ3000年前の青銅器時代に作られたReindeer stone に あたかも空を飛んでいるかのようなトナカイの姿が描かれているそうです。

北極圏で暮らす、人々にとってトナカイは荷物を運んだり、移動したりするのに大切な手段でもあるのです。 Vitebsky の本には 実際に馬に乗るようにトナカイに乗っている人々の写真も記されています。

トナカイの肉はもちろん食用にも使われます。 フィンランドのスーパーや肉やなどでも見かけますが、他の肉に比べて少し高めです。 何度かフィンランドで食べてみましたが、ヘルシンキのホテルのレストランで食べたトナカイの肉より、ラップランドで食べた素朴なトナカイ料理の方が、肉の匂いも少なく柔らかかったです。 やはり、地元で食べるのがいいのでしょうか。

北海道の幌延町にフィンランドのSami に弟子入りしてトナカイの飼育方法を学び、自らトナカイ牧場を開いている人がいると聞きました。 この人はまず、フィンランド語を勉強し、その後ラップランドに行って、Sami と生活したそうです。 

以前、ヘルシンキー東京路線のFinnair には日本語のKiitos という無料機内雑誌があり、そこにこの話が書いてありました。 いろいろ、フィンランドに関しての面白い話題が出ていましたが、経費節約でしょうか、残念ながらもう現在ではありません。



No comments:

Post a Comment