5 July 2015

フィンランドの絵画 1 

久しぶりのブログです。 

今日、購読している日本経済新聞のサイトを見ていたら、日本で私の大好きな ヘレネ・シェルフベックHelene Schjerfbeckの展覧会をしていることを知りました。 来年の3月末まで日本中を
回るようです。3月には神奈川県でも展覧会が行われる様子。 帰国したときにぜひ
見に行きたいものです。

19世紀後半から20世紀半ばにかけてのフィンランド絵画にかなり前から興味があり、
フィンランドに行くたびに、美術館を訪れて鑑賞しています。

フィンランドにも優れた画家がたくさんいますが、この時期の画家では Akseli Gallen-Kallela (アクセリ ガーレンーカッレラ),   Maria Wiik(マリア ウィーク),  Helene Schjerfbeck (ヘレネ シェルフベック),  Pekka Halonen(ペッカ ハロネン),  Eero Järnefelt(エーロ イェーネフェルト),  Albert Edelfelt(アルベルト エデルフェルト)、Hugo Simberg (ヒューゴ シンベルグ)などが有名で、ヘルシンキのアテネウム美術館 ( Ateneumin Taideomuseo ) で見ることが出来ます。

日本で、展覧会が開かれているHelene Schjefbeck は女性画家で、自画像を多く残しています。 若いころから晩年までの自分を見つめて描写していますが、次第に表現方法が簡略化していっているのが、非常に面白いです。 

初めて彼女の絵をアテネウムで見たときに心に焼き付いた作品は今回日本にも来ている
"Haavoittunut soturi hangella"1880 (雪の中の負傷兵)です。力なく木に寄り掛かる若い兵士。

遠ざかっていく兵士の列についていくことはもう不可能なのでしょう。 そこに置き去りにされた彼に待っているものは…。 絶望的な場面を静かに描いています。 深く心を打たれる絵だと思いました。 傷ついて、真冬の雪の上に取り残されるということは非常に恐ろしいことではないでしょうか。 

                                 ヘルシンキ アテネウム美術館蔵
  




No comments:

Post a Comment